令和2年度会長挨拶

石川県公立小中学校教頭会会長 道下 浩一

 まず最初に,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,8月に輪島市で予定されていた「第53回石川県公立小中学校教頭会研究大会奥能登大会」の参集型の大会が中止になったことを残念に思います。昨年から準備をされてきた輪島・鳳珠・珠洲の教頭先生方の苦労を皆さんで労いたいと思います。従来通りの大会は開催できませんでしたが,本誌で輪島市での研究実践を還元していただければと思います。
 本研究大会の開催にあたり,ご指導・ご支援を賜りました石川県教育委員会、輪島市教育委員会、珠洲市教育委員会、穴水町教育委員会、能登町教育委員会、石川県小中学校長会の皆様に厚くお礼申し上げます。
 石川県公立小中学校教頭会では,研究主題を全国公立学校教頭会の全国統一研究主題に準じて,「未来を生きる力を育む 魅力ある学校づくり」とし,6つの研究課題を設定して,各郡市教頭会において第12期1年目の取組を始めております。
 新型コロナウイルスの影響で,第48回東海・北陸地区公立学校教頭会研究大会「岐阜大会」,第62回全国公立学校教頭会研究大会「岡山大会」が中止となりました。石川県内でも研究授業や研究大会の開催が困難な状況にあります。
 先が見えない不安な状況ですが,学校教育においては,これからの時代に即した人材育成が求められています。そのため,私たちは地域に根ざした特色ある学校づくりを進め,豊かな人間性と創造性を育み,未来を拓く学校教育の実現を目指す必要があります。
 新学習指導要領に示された「主体的・対話的で・深い学び」の実現を,現在の状況の下,どう図っていくか研究を進めていく必要があります。
 最後に,来年度の大会は七尾・鹿島地区で開催予定です。それまでに新型コロナウイルスが終息し,大会が無事開催されることを祈願し,挨拶とさせていただきます。(令和2年度 県研究大会奥能登大会要項より)